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アーティストやアイドル、タレントの方々が活動を続けるうえでファンの存在は欠かせません。昨今は推し活ブームやSNSの流行もあって、ますますファンの存在を感じやすくなり、オンライン・オフライン問わず実際に交流を図る機会も増えているのではないでしょうか。
かつてはファンクラブといえば、会報誌を作ったりグリーティングカードを送ったりと、運用にはかなりの労力が必要でしたが、オンラインでの交流が主流になった今日では専用のアプリを使って気軽にファンクラブを開設できる時代になりました。
この記事では、活動が軌道に乗ってきたからファンクラブにも挑戦してみたい、もっとファンと身近に交流したいという方のために、3,100組以上が利用するファンコミュニティアプリ「Fanicon」を提供するFanicon運営チームがファンクラブ・ファンコミュニティの作り方やそのメリット、開設までの流れをご紹介します。
ファンクラブとは
ファンクラブとは何かしらのファンが集まる会員制度で、入会することで限定の特典が受けられたり、メッセージを受け取れたりするサービスのことです。
さまざまなジャンルで活躍される方のファンクラブが開設されており、ファンを抱える人であればどんな人でも作ることができますが、主に以下のようなジャンルの方々が開設・運営しています。
- バンド・アーティスト
- シンガーソングライター
- アイドル
- ダンスユニット
- タレント
- 俳優
- 声優
- お笑い芸人
- スポーツチーム
- スポーツ選手・アスリート
- インフルエンサー
- VTuber
- ゆるキャラ・マスコットなどのIP
- テレビ番組
- 特定の商品・ブランド
ファンクラブの形式
ファンクラブはファンが集まる会員組織のため、さまざまな形を取ることができますが、課金形態によって分類することができます。大きく分けると以下のようなものがあります。
- 完全無料
- 一部機能が無料・全機能は有料
- 完全有料
- VIPプランなど複数の有料プラン
現状の人気やファンの年齢層、どれだけ熱心に応援してくれている人がいるかなど、さまざまな観点から自身の活動に最適なプランを考える必要があります。
ファンクラブのコンテンツ
ファンクラブで提供するコンテンツ次第で、ファンとの交流の質や作り出す雰囲気が大きく変わってきます。利用するファンクラブサービスごとに機能が異なってきますが、多くの場合、多くの方にとって馴染のあるSNSの機能をベースに作られていることが多く、具体的には以下のような機能を利用することになります。
タイムライン
X(旧Twitter)やInstagramのようにファンに向けてテキストや画像・動画などを投稿し、投稿ごとに返信やいいねなどで反応がもらえるものです。SNSとは異なり、個人やメンバーなど、特定の方のみが投稿するため、ブログのような使い方ができます。
グループチャット
LINEグループのような形で、タレント(ファンクラブを運営する方々)とファンが自由に交流できる形のチャットです。タイムラインとは異なり、短い文やスタンプなどでカジュアルに互いに交流することができ、日々の何気ない発信からアクティブな交流が生まれます。
ライブ配信
主要なSNSやライブ配信アプリのような形で、音声や動画でライブ配信を行います。リアルタイムに交流ができるため、時間を決めて深い交流を行う場合や、空いた時間に気軽に配信する場合など、自由度の高い使い方ができます。
掲示板
特定のトピックごとにスレッドを立て、自由にコメントを行うものです。特定のテーマについて語り合いたい場合やファンの自己紹介のような形で、一覧化して見たい情報がある際に利用できます。
アルバム
動画や写真などのコンテンツをまとめて見返せるようにするページです。
これらは一般的な機能ですが、ファンクラブサービスによっては特徴的な機能を提供しているものもあります。
ファンクラブで実現できる特典
ファンクラブでは、会員組織という特徴を活かして会員限定のさまざまな特典を用意することができます。一般的な特典は以下のようなものがあります。
会員証
物理の会員カードの場合もあれば、近年はアプリでカードを提示できるものもあります。会員証によってオフライン施策の際にさまざまな特典を受けるための証明書としての用途があります。
チケットの先行販売
ライブやコンサート、ファンイベントなどの開催の際に、会員限定での先行販売・抽選販売を行うことができます。
会員限定のグッズ販売
ファンクラブがあれば、会員のみに限定したグッズの販売や、会員先行でのグッズ販売などを行うことができます。
ファンミーティング
ファンクラブに入会しているコアなファンだけを対象にしたファンミーティングを開催することで、よりマニアックな話や満足度の高い空間を作ることができます。
限定スクラッチ(ガチャ)
ファンならきっとほしいと思うものの、全ての人に提供することが難しいサイン入りグッズや私物のプレゼント、1on1での会話などを限定スクラッチの景品として提供することができます。公平性を担保しながらファンのお楽しみコンテンツにすることができます。
ファンクラブを作るメリット
このように、近年のファンクラブではさまざまな機能を使ってファンとの交流を深めることができますが、ファンクラブを作ることでどのようなメリットが生まれるのでしょうか。
心理的安全性を担保できる
同じオンラインでの交流でも、不特定多数の方が閲覧できるSNSでは、投稿の内容に問題がないかに気を配ったり、誹謗中傷などのリスクを一定抱えることになり、どうしても無難な内容の発信が中心になってしまいます。
特に完全有料制のファンクラブではお金を払ってでも応援したい人が集まっており、純粋に応援してくれる人たちと心理的安全性が担保された環境で安心して交流を図ることができますし、ファンの方々のフォローなども期待できるために非常にカジュアルにコミュニケーションを図ることができます。
ファンに直接感謝を伝えられる
Faniconをご利用いただいている方からも、日々の活動では応援してくれているファンとそこまでコミュニケーションが取れないという悩みをお聞きすることが多いです。だからこそ、ファンクラブという場所を作ることで、感謝の気持ちを伝え、日々の応援にしっかりと応えることができる場所を作ることができます。
いつも応援してくれるファンがいることで長年にわたる活動を続けられる側面もあります。将来の自分自身にとっても欠かせない存在であるファンとしっかりと向き合えること、発信や活動に対してすぐにファンからの反応がもらえるのも魅力といえます。
安定した収益が確保できる
どんな活動をするにしても一定の費用が必要です。有料制のファンクラブであれば毎月一定の収入が得られるため、生活に対する不安を軽減させながら活動に集中することができます。活動を続けてほしいと願っているファンだからこそ金銭的な応援を厭わず、双方にとって幸せな関係を築くことにもつながります。
ファンクラブの作り方
ここまで前提の情報をご紹介してきましたが、ここからはファンクラブの作り方について紹介していきます。ここからは主に有料制(ファンが有料で入会する)のファンクラブについて紹介していきます。
簡単には、ファンクラブには以下の機能が必要です。
- 交流・発信機能
- 決済機能
- 会員管理機能
近年はこれらを備えたサービスが増えていますし、場合によってはカスタマイズしたファンクラブサービスを開発することも可能です。主な選択肢をご紹介します。
ファンクラブ・ファンコミュニティ専用サービスの利用
最近は無料で使いはじめることのできるファンクラブ・ファンコミュニティサービスや、オンラインサロンのサービスがたくさんあります。専用サービスはファンとの交流を深めるためのさまざまな機能が標準で搭載されており、開設までの期間を極力短くすることができます。
また、費用面の心配もなく利用することができ、使い勝手や機能の充実度によって好きなサービスを選ぶことができます。Faniconはこの専用サービスに該当します。
SNSのサブスクリプション機能の利用
YouTubeやInstagram、TikTokなどのSNSには、それぞれ名称は異なりますが、月額の収益を得ることのできるサブスクリプションの機能があります。あくまで各SNSに付随するサービスのため機能は限定的ではありますが、特定のSNSで活躍する方や、使い慣れたサービスではじめてみたいという方はこれらを活用してみるのがよいでしょう。
ファンクラブサイト・アプリの開発
特殊な利用用途がある場合には、ファンクラブサイトやアプリを開発するという選択肢を取ることも可能です。この場合には、一定の開発期間が必要なことと、先行投資としての開発費用が必要となるため、大規模なファンクラブで費用の回収が見込める場合の選択肢に限られるでしょう。
ファンクラブ開設の流れ
ファンクラブを作ること自体は非常に簡単になってきていますし、専用のサービスであれば開設までのサポートを受けられることもあります。実際にファンクラブをうまく運営するためには、しっかりとファンに入会してもらい、活発な交流が生まれることが何よりも大事です。
スムーズにファンの方との交流をはじめるための、開設の流れについても紹介していきます。
コアファン数の把握
Faniconでは入会するファンの人数に制限はなくファンクラブ・ファンコミュニティを作ることができますが、一定のファンが入会していて活発な交流が生まれていることがモチベーションにつながり、長くファンクラブを続けることにもつながっています。
アーティストやアイドルであれば普段の活動での反響から、タレントやインフルエンサーであればSNSの普段の反応などで大まかにファンの数を想定することができるでしょう。概ねファンが30〜50名程度想定できるタイミングから検討をはじめることをおすすめします。
ファンクラブの体制・企画の決定
ファンクラブを継続するにはどうしても労力がかかります。そのため、アイデアが枯渇しないような企画を考えたり、労力に対するメリットがしっかりと得られるように体制を検討することが大切です。具体的には以下のようなことを固めておきましょう。
- 料金などの入会プラン
- 目標の更新頻度
- 定期的に発信するコンテンツ(機能)
- 不定期で実施するイベントなどの企画
特に、グループで活動する場合は、誰がどのくらいの頻度で更新するかを事前に決めておくことで更新が滞ることを防げたり、地方に行った際には必ず食べ物の写真を上げるなどのルールを決めておけば、ファンの期待値を上下させることなく安定的に更新し続けることが可能になったりします。
同様に、自身のファン層が負担にならない金額でありながら、活動の支えになるようないいバランスでのプランを設定することも重要になってきます。
ファンクラブサービスの決定
体制や企画を決めた後、最適なファンクラブサービスを決定して、利用の申し込みを行いましょう。サービスによっては開設までのサポートを行ってくれたり、企画を一緒に考えてくれるサービスもありますので、頼れるものは頼ってみましょう。
Faniconを利用したい場合は以下より開設の申請を行うことができます。
https://fanicon.net/icon/entry
開設のための情報の整理
ファンクラブ開設のためには大きく分けて2種類の情報が必要で、それぞれ用意しておくことをおすすめします。
- ファンが入会したくなる情報
ファンクラブの内容のイメージが湧くこと、誰のファンクラブかがすぐにわかるような情報が必要です。多くの場合は入会ページを設定することになるため、以下のようなものをまとめておくとよいでしょう。
- ファンへのメッセージ
- ファンクラブに込めた思い
- ファンクラブ内での発信内容
- カバー画像やアイコン画像などの各種素材
- 入会ありがとうメッセージ
- 事務的な情報
スムーズにファンクラブをはじめ、売上を受けとるためには事務的な情報も必要になります。
- 振込口座情報
- インボイス番号(法人の場合)
開設日時の決定
いよいよ準備が整ったら、開設に向けた準備を進めていきます。大事な要素の1つが開設日時の決定です。ファンクラブの開設は自身にとってもファンにとっても1つの記念すべき日となります。なにかしらのイベントごとと関連した日付にするか、キリのいい日付にすることをおすすめします。
開設日時の例
- 誕生日・結成日
- 特定のライブ・コンサート・舞台・テレビ出演の日
- チケットなどの発売日(先行発売と関連)
- 金曜日・休日・祝日
- 月の初日
SNSなどでの開設の告知
思いが詰まった素敵なファンクラブが用意できれば、最後はファンに知ってもらい、できるだけ早い段階で入会してもらえるようにしましょう。ファンに向けての発信はSNSが中心になりますが、1度だけでなくカウントダウンをしていき、全てのファンが漏れなく確認できるようにしましょう。開設後も交流内容をチラ見せするなどで興味を引ければ入会するか悩んでいるファンの背中を押すことができるでしょう。
ファンがSNSをあまり使わない方であれば、ライブやコンサート、舞台などの現場で入会案内のチラシを配ったり、案内ブースを作って入会のサポートを促しましょう。
ファンクラブを作る上でのポイント
ファンクラブを作り、長く続けるためにはいくつかのポイントがあります。
負担なく更新ができるか
ファンクラブの一番の壁はモチベーションを保ち続けることと、マンネリ化を防ぐことです。特に発信する際に心理的な負担を感じてしまうと、どうしても続けることが難しくなってしまいます。
特に以下の3点は意識しておくとよいでしょう。
- 本人が投稿できること
- いつものスマホで簡単に更新できること
- ライトなコンテンツを投稿できること
しっかりしたコンテンツを作らなきゃ、という思いは大事ですが、意外にもファンはカジュアルなコミュニケーションを求めていたりもするものです。困ったらファンに尋ねてみるというのも1つの選択肢でしょう。
やりたいことが実現できる機能が揃っているか
利用するサービスによって機能や使い勝手はさまざまです。例えばチケット先行を行いたい、グッズの販売を行いたいというニーズがあればそれぞれの機能があるサービスが必要ですし、ファンに楽しんでもらいながら収益にもつなげたい場合にはスクラッチ(ガチャ)の機能や投げ銭のような機能も必要でしょう。
一度はじめてしまうとなかなかファンクラブを移行することが難しいので、しっかりと理解してはじめることをおすすめします。
ファンクラブの作り方のまとめ
SNSの普及などを通じて、さまざまな分野で活動する方がファンを抱えるようになりました。ファンクラブを作ること自体は非常に簡単になってきたため、まだ早いかな、と思ったりせずにチャレンジすることをおすすめします。
しかしながら、ファンクラブは作って終わりではなく、ファンに入会してもらい、長く応援してもらうことが目的です。しっかりと交流できるように準備をして、ファンとの交流を楽しみ、メインの活動に好循環が生まれるような関わりを築いてください。
インフルエンサーマーケティング独自の強み
既にコミュニティが形成されており情報量にかわらず視聴、エンゲージメントが見込める
コメント内容やシェア数など消費者のリアルな声を取得できる
LPへの掲載や広告出稿(二次利用)も可能
キャスティング、制作出稿えお全て兼ね備えている
広告物でありつつもコンテンツが残る
UGC(消費者としての情報発信口コミ)を多く作り出すことが可能
サービス概要資料
ファンクラブ・ファンコミュニティを作るならFanicon
Fanicon(ファニコン)はSNS時代のファンとつながるファンコミュニティアプリ。タイムライン、グルチャ、ライブ配信、1on1トークなどの多様な機能でファンとの交流が図れます。最短2日で開設でき、日々の更新はスマホ1つで完結。チケットやEC、Webサイト作成機能など、ファンビジネスに必須の機能も用意されており、ファンビジネスをあらゆる側面から応援します。
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