인터뷰

「Fanicon Awards 2023」新人賞を獲得した渡辺みり愛さんに聞く、オンラインでファンと関係を深めるためのポイント

渡辺みり愛さん

俳優・タレント
인터뷰
「Fanicon Awards 2023」新人賞を獲得した渡辺みり愛さんに聞く、オンラインでファンと関係を深めるためのポイント
渡辺みり愛さん
俳優・タレント

Faniconのアイコンとファンに感謝の意を伝え、新時代のファンコミュニティの在り方を世の中に発信する祭典「Fanicon Awards 2023」が、今年初開催されました。

約2,400ものコミュニティの中から新人賞に選ばれたのは、俳優・渡辺みり愛さんのコミュニティ「ARIMI」。

乃木坂46の元メンバーで、現在は舞台やドラマなどで活躍を見せている渡辺さんは、開設から1年という短い期間のなかで、オンライン・オフラインを組み合わせたさまざまな企画を展開しています。

今回は、多彩な企画で多くのファンを喜ばせてきた彼女に、オンラインでファンと関係を深めるためのポイントをお伺いしました。

「むりのない頻度で気軽に発信する」のが継続の秘訣

――SNSの活用もされていますが、ファンコミュニティを始めたきっかけを教えてください。

アイドルをやめたとき、「このままファンの人と二度と会えなくなるのは寂しいな」と思ったんです。

それで、ファンと交流できるコミュニティが欲しいなと思って始めたのがFaniconでした。

――Faniconでは、生配信を積極的にされています。

ファン向けの配信は多いですね。思い立ったときにすぐに配信できる、言いたいことが言える、というのが私の中では大きいです。

あとは、握手会と違って秒数が決まっていないので、思う存分コミュニケーションできるところも気に入っています。

――配信前の事前の準備はどれくらいされていますか?

全然してないです(笑)。その場で思いついたことを話していますね。

生配信なので、「言葉遣いに気をつける」「友達の名前は出さない」といったことは気をつけてますが、あまり取り繕いすぎずに、できるだけ素の部分を出すようにしています。

――配信の告知はどうされていますか?

ゲリラ的な配信が多いのですが、事前に告知して配信することもあります。

毎回ゲリラ的に配信をすると、「いつも仕事で見れない」というファンが出てきてしまうんですよね。

だから、いろんなファンの方に見てもらえるように、事前に何時がいいか時間を聞いて、その時間に配信するということもやっています。

――オンラインではファンから直接質問が来ることも多いと思います。ファンに直接返信するとき、気をつけていることはありますか?

返しすぎず、返さなさすぎず、を意識しています。

初めて見に来た人は、(こちらから)リアクションがないとがっかりされることがあるので手厚く返していますね。逆に、常連の方にはそこまで丁寧には返しません。

あまりファンとの距離が近すぎると、お互いへのリスペクトがなくなってしまうと思うんです。だから、特にプライベートの情報は「これは出す」「これは出さない」という自分なりの基準を決めて、執着しすぎない関係を目指していますね。

――ファンの中には、「質問や発言をするのが恥ずかしい」と感じている方もいると思います。そういう方に向けて、意識してコミュニケーションしていることはありますか?

「ここで聞きにくいことは個人で言ってね」という呼びかけは常にしています。

発言できない方の多くは、皆が見ているところだから恥ずかしいんだと思います。だから、個人でやり取りできるところに誘導すると、喜んでくれることが多いですね。

――ファン向けの発信は継続していくことが重要と言われますが、継続するために気をつけていることはありますか?

「無理をしない」というのが秘訣なんですかね。私はファンにあまり気を使わないタイプで、こちらがやりたいことについて来てもらうというスタンスなんです。

ファンの皆に甘えてやりたいことをやっているから、高い頻度で継続ができているんだと思います。

「〇〇だからこういう発信をするべき」と自分を縛ったりせずに、ストレスフリーに発信するのがいいんじゃないでしょうか。

家族のような今のファンを一番に考える

――新しい人にファンコミュニティに入会してもらうために、工夫していることはありますか?

SNSで積極的に宣伝する方法もあると思うんですけど、私は正直、SNSがあまり得意ではないんです。SNSは「これ言わない方がよかったかな」と思うこともあるし、自撮りをする方ではないので、発信する内容も考えないといけないんですね。

だから代わりに、イベントで会った人を直接誘うことが多いです。

SNSで丁寧に「よければ入ってください」と言うよりは、「ねぇ、せっかくイベント来たなら入ってよ!」って冗談めかして言う方が自分の性格に合っています。


――SNSの活用が叫ばれる中、逆に「現場を通してファンを増やしていく」というのはおもしろいですね。

私はもともと、ファンコミュニティをすごく大きくしたいとは思ってないんですね。

新しい人が増えて欲しいという気持ちももちろんありますけど、それより家族のように大事ないまのファンを一番に考えたいと思っています。

――渡辺さんのコミュニティ運営は、ご本人の性格が活かされていると感じます。ファンの方々にいまの自身の発信スタイルやイメージに馴染んでもらうために、気をつけていることはありますか?

最初から自分の素の性格を見せるようにしています。もともと、私は思っていることをはっきり口に出す性格なんですよ。だから、ファンにもそのままの性格で接しています。

最初から素でいることで、イメージと違ったという誤解をされることがないので、その後もけっこうついてきてくれるんですね。

特にイベントなどで直接会ったときに、自分を知ってもらうようにしています。

――今後、ファンとともにコミュニティをどんな風に育てていきたいですか?

他の人には言えないようなことを吐き出せる、憩いの場にしていきたいです。

シャイな方でも輪に入れるような、寄り添えるコミュニティにしていきたいですね。

――本日はありがとうございました!

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