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「YouTubeにMVを投稿したけど再生数が伸びない…。」
「効果的にYouTubeの動画をプロモーションするにはどうしたらいい?」
こんな悩みを抱えているアーティストの方も多いのではないでしょうか?
2023年9月にベータ版が実装され、2024年からは一般のユーザーが簡単に利用できるようになったYouTubeの「プロモーション機能」を利用すると、楽曲のミュージックビデオやライブ映像などのコンテンツを、簡単かつ効果的にプロモーションすることが可能です。
本記事では、インディーズ・アマチュアで活動するアーティストがYouTubeのプロモーション機能を使う方法やメリットなどについて詳しく紹介していきます。
新たにファンを獲得する上で非常に役立つ機能なので、ぜひ最後まで参考にしてください。
■YouTubeプロモーションとは?
YouTubeのプロモーション機能とは、簡単にまとめると「自分の決めた予算内で、効果的に動画をプロモーションできる機能」です。YouTubeチャンネルの動画を管理するツールである「YouTube Studio」に2023年より新たに追加された機能で、自分で指定した動画を趣向の合いそうなユーザー向けに手間をかけずに宣伝できます。
これまでも、YouTubeには「インフィード広告」という機能が実装されており、予算をかけて動画を宣伝することは可能でした。しかし、インフィード広告は、地域・年齢層・興味関心などの項目から細かくターゲット指定が可能である反面、1クリックあたりの広告単価が高めの設定となっており、インディーズで活動しているアーティストとしては費用や手間に見合うだけの成果が出にくい機能といえます。
それに対して、プロモーション機能は少ない予算でも確実に再生数を増やしながら、潜在的なファン層にアプローチでき、インディーズのアーティストにとっては非常におすすめな機能といえます。
プロモーション機能を利用した動画は、以下の箇所に表示されます。
- YouTubeアプリのホームフィード
- YouTubeの検索結果
- YouTubeの「次のおすすめ」
これらの「次のおすすめ」などには、通常は視聴履歴などからより興味を持ちそうなコンテンツがYouTube内のアルゴリズムにより選定されて表示される仕組みになっています。
プロモーション機能を使うと、似た動画コンテンツと比較した際により優先的に表示されるようになり、潜在的なファン層にリーチしやすくなります。
■YouTubeプロモーションの利用手順
YouTubeプロモーションは、自分のYouTubeチャンネルの管理画面から容易に利用が可能です。具体的には、画面の指示に従いながら、以下の手順で利用が可能です。(PCでの操作手順)
- YouTube Studioを開く
- 左側タブの「コンテンツ」をクリック
- 上部メニューの「プロモーション」をクリック
- 「開始」をクリック
- Googleアカウントを選択
- 目標を選択(「視聴者数の拡大」がおすすめ)
- 宣伝したい動画を選択
- プロモーションのターゲットの「年齢層」「性別」を選択
- 予算を設定
- 支払い方法を設定しプロモーションを開始
⑨の予算を設定する段階で、予算に応じてどの程度の再生数や視聴者数の増加が見込めるかをおおまかに算出してくれるため、希望する成果に合わせて柔軟に予算の設定が可能です。
■YouTubeプロモーションを利用するための条件
YouTubeプロモーションは、チャンネル登録者数や現在の再生数にかかわらず、基本的には誰でも利用できる機能です。ただし、以下の4つの条件を満たしている必要があります。
- 公開または限定公開されている
- 10秒以上の長さがある
- Googleの動画広告要件を満たしている
- Googleの広告ポリシーに準拠している
特に、楽曲のタイトルなどによってはGoogleの広告ポリシーを満たしておらず、プロモーション機能を申請しても許可されない可能性があります。
プロモーション機能を利用する前には、一度「YouTube広告の要件」に目を通しておくのがおすすめです。
■アーティスト・バンドがYouTubeプロモーションを利用するメリット
インディーズやアマチュアで活動しているアーティスト・バンドがYouTubeのプロモーション機能を利用するメリットとしては、主に以下の2つが挙げられます。
◆効果的に視聴者数や再生数を増やせる
YouTubeのプロモーション機能を利用すると、効果的に視聴者数や再生数を増やせます。XやInstagramなどで定期的に告知をするといった従来の方法だと、なかなか潜在的なファンに動画を届けることができず、再生数も頭打ちになりやすいです。
その一方で、プロモーション機能では趣向が近いユーザーに動画が優先して表示されるようになるため、手間をかけずに効率的に宣伝ができます。
また、細かい設定は不要で、居住地域・年齢層・性別のみといった簡単な項目からターゲットを指定できるため、潜在的なファンを掴みやすいといえます。プロモーション機能を利用できるのはすでに公開されている動画に限られますが、リリースのタイミングなどに合わせて利用すれば、再生数が伸びやすくなるはずです。
◆予算に合わせて柔軟なプロモーションが可能
YouTubeのプロモーション機能では、予算に合わせて最低1円から柔軟なプロモーションが可能です。プロモーション機能の利用の際は、宣伝したい動画を選択した後に予算を設定しますが、設定した予算によって推定視聴回数や推定インプレッション数などを具体的な成果として提示してくれます。
例えば、予算を1000円に設定した場合、以下のような成果が期待できます。
- 推定視聴回数(プロモーション機能による視聴回数): 10〜1,000回
- 推定インプレッション数(プロモーション機能によりユーザーに表示される回数)5,000〜10,000回
これらの数値は元々の動画のパフォーマンスやターゲットの設定によっても異なりますが、直接検索して視聴してくれたユーザーなどを除いてこれだけの視聴数が増えるのであれば、費用対効果としては十分といえるでしょう。
また、プロモーション機能独自のアルゴリズムにより、動画の視聴回数が増える可能性が高い日や時間帯を選んでより多くの予算が使用されるようにパフォーマンスを最適化してくれるため、自分で手間をかけて調整する必要はありません。
もちろん、あらかじめ決めた期間の中で指定した上限を超える支出が発生する心配もないため、予算に合わせて手軽に宣伝できる機能といえるでしょう。
■アーティスト・バンドがYouTubeプロモーション利用する時の注意点
◆利用条件を満たしているか確認する
YouTubeプロモーションは、基本的に誰でも利用できる機能となっていますが、動画の再生数が10秒未満と極端に短かったり、コンテンツがGoogleの広告ポリシーに違反していたりする場合は利用できません。
特に、曲名やタイトルなどに中点(・)やアスタリスクなどが含まれていると承認されない可能性があるため注意しましょう。
◆プロモーション承認まで数日かかる
プロモーション機能は、申請してから承認されるまでの間に審査が行われるため、実際に宣伝が開始するまで数日かかるケースが多いです。
プロモーション機能自体がすでに公開されている動画のみが対象となっているため、新曲のミュージックビデオなどを配信した当日からプロモーション機能で再生数を伸ばすといった戦略はとれない点に注意してください。
◆インフィード動画広告と比較すると細かなターゲット指定ができない
YouTubeのプロモーション機能は、インフィード動画広告と比較すると細かなターゲット指定ができないという点がデメリットとして挙げられます。
ただし、一般企業の商品やサービスなどではなく、ミュージックビデオやライブ映像などの音楽関係であれば、近い趣向のユーザーに優先的に表示してもらえる可能性が高いため、そこまで心配する必要は無いといえるでしょう。
■まとめ
本記事では、YouTubeのプロモーション機能について詳しく紹介しました。プロモーション機能を利用すると、自分の予算に合わせて効果的に動画を宣伝でき、アーティスト活動に非常に役立ちます。ぜひ本記事の内容を音楽活動に役立たせてください。
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