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事務所と契約していないアマチュアバンドであっても、活動規模が大きくなると日々の雑務も大変になるはず。そんな時に「バンドの運営を手伝ってくれるマネージャー(スタッフ)がいれば…」と考えたことのある方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事では駆け出しのバンド・アーティストが信頼できるマネージャーを見つけるコツを紹介します。ぜひ参考にしてください。
バンドのマネージャーに任せられる役割とは
一般的に、マネージャーとして協力してくれる方に任せられる役割は、以下の4つです。
- ライブハウスや他バンドとの連絡
- SNSやホームページなどの更新
- ライブ当日の物販管理・機材搬入出
- ライブの動画・写真撮影
それぞれ具体的に解説していきます。
ライブハウスや他バンドとの連絡
バンドがライブ活動をする上では、ライブハウスの担当者との連絡は不可欠ですが、日々の連絡を負担に感じている方も多いはずです。外部とのやりとりを任せられるマネージャーがいれば、楽曲制作や練習に専念できるでしょう。
また、ライブハウスで活動していると、ライブハウスのスタッフや共演したバンドなどと仲良くなる機会も増えていきます。
メンバーそれぞれが外部と繋がりを持っていることは大事ですが、連絡の窓口が一つに統一されていないと連絡漏れなどのトラブルが起きやすくなります。
外部との連絡はマネージャーが一手に引き受けつつ、メンバー同士での話し合いはLINEグループで行うなど業務を分割すると、普段の活動も円滑に進められるでしょう。
SNSやホームページなどの更新
X(旧Twitter)やInstagram、Tiktokなど各種SNSが普及したことにより、バンド活動においてもSNSなどでの露出は重要になってきています。特に、以下のような情報はSNSで積極的に発信する価値があります。
- 出演ライブや自主企画の告知
- 新譜のリリース予告
- ミュージックビデオやライブ動画の切り抜き
渾身の作品ができたにもかかわらず、SNSでの発信が不十分なせいで多くの方に届かなかったとしたら、非常にもったいないことです。
楽曲制作やレコーディング、練習の合間をぬってメンバーがSNSを更新するのも無理ではありませんが、信頼できるマネージャーに任せられれば、さらに活動に集中できるでしょう。
また、昨今ではあえてホームページを作らないバンドも多いですが、せっかく作ったホームページがまったく更新されずに放置されていたら「本気で活動していないのかな…?」とファンも悲しんでしまいます。
ホームページをつくったのであれば、更新や運用を任せられるマネージャーが見つかると安心でしょう。
ライブ当日の物販管理・機材搬入出
ライブ当日は、多くのバンドがCDやグッズなどの物販を展開します。メンバーが物販に立ってファンとコミュニケーションを取るのも素敵なことですが、物販の管理はマネージャーに任せてしまうのもひとつの選択肢です。
また、ライブの本番中に物販を管理している方がいないと、盗難などの被害に遭う心配もあります。釣り銭および売上金や、商品在庫の管理もお願いできるマネージャーがいると安心でしょう。
加えて、活動が長くなってくると、アンプやエフェクターなど持ち込み機材も増えていくバンドも多いです。当日のライブ会場への搬入出を手伝ってくれるマネージャーがいたら、きっと頼もしいでしょう。
ライブの動画・写真撮影
ライブの動画や写真撮影を生業として活動されているカメラマンもいますが、そのような外部のカメラマンに委託できるほどの予算を持っていないバンドも多いはず。
そんな時は、マネージャーとして手伝ってくれているスタッフに動画や写真撮影をお願いしてみましょう。
バンドのことをよく知っているマネージャーだからこそ撮れる映像がきっとあります。また、iPhoneなどスマートフォンのカメラも進化を続けているので、撮影用の特別な機材を持っていなくても、十分に納得いく映像を撮ってもらえる可能性もあるでしょう。
マネージャーの探し方3選
バンドを支えてくれるマネージャーの探し方は、主に以下の3つが挙げられます。
- X(旧Twitter)、bosyuなどのSNSで公募する
- お世話になっているライブハウスやスタジオに紹介してもらう
- 仲の良いバンドに紹介してもらう
それぞれ簡単に解説していきます。
①X(旧Twitter)、bosyuなどのSNSで公募する
まず、XやbosyuなどのSNSを通じてマネージャーを公募してみるといいでしょう。
SNSでマネージャーを公募することは、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 関係者や友人が拡散してくれるため多くの人にアプローチできる
- 時間かからず見つかる可能性が高い
- 熱意のある人に出会える可能性がある
デメリット
- 応募が多い場合には面接などに時間を取られる
- 恋愛目的のファンなどとの思わぬトラブルに発展するリスクがある
SNSなどを通じてマネージャーを公募すれば、バンドが必要としている役割を担ってくれる人物と出会える可能性も高いと言えます。SNSなどを通じて公募する際には、マネージャーとして求めるスキルや業務内容などをできるだけ具体的に記載しましょう。
②お世話になっているライブハウスやスタジオに紹介してもらう
ライブ活動を活発に行っており、ライブハウスやスタジオに仲の良い人がいるなら、マネージャーとして紹介してもらえる人がいないか聞いてみるのも良いでしょう。
ライブハウスやスタジオのスタッフであれば、バンドマンや音楽関係者の知り合いも多いはず。「若手バンドのマネージャーをやりたい!」と考えている方や、元々他のバンドでマネージャーを努めていた方などを紹介してもらえる可能性があります。
ライブハウスやスタジオの方にマネージャーを紹介してもらうメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 信頼できる人を紹介してもらえる
デメリット
- 見つかるまでに時間がかかる可能性が高い
③仲の良いバンドに紹介してもらう
仲の良いバンドに紹介してもらうというのも一つの選択肢です。特に、自分たちよりも活動規模が大きいバンドであれば、交友関係も広く、適任の方を紹介してもらえるかもしれません。
マネージャーに適任の人物像とは
バンド活動を支えてくれる立場のマネージャーは、仕事ができれば誰でもいいわけではありません。
ここでは、マネージャーとして手伝ってもらう方として適任の人物像をいくつか紹介していきます。
バンドに対して愛情を持っている
マネージャーとしてもっとも重要なのは、あなたのバンドや楽曲に対して愛情を持っていることです。
バンドが飛躍するために、面倒な雑務であっても責任を持って引き受けてくれる方を見つけましょう。マネージャーは、演奏や楽曲制作には直接かかわらない裏方仕事ですが、チームの一員として活動をともにできる方に頼むべきです。
また、アマチュアバンドであればマネージャー・スタッフに対して時給などの報酬を支払うことは難しいかもしれません。無償での協力に了承してくれる方であっても、やりがい搾取となってしまわないように、交通費やミーティングの際の食事代など、最低限の負担はしてあげられるようにしましょう。
自身の生活が安定している
バンド活動が軌道にのってある程度集客がつくまでは、マネージャー業務に対して予算を割くのは難しいでしょう。アマチュアバンドでマネージャーを探している場合は「きちんと外部で仕事をしていて生活が安定している方」に依頼するのが安心です。
また、マネージャーには外部とのやりとりや、場合によってはお金の管理なども任せることになります。急に連絡がつかなくなったりしないように、本人のSNSなどをチェックして精神面が安定しているかどうかも確認できるとより良いでしょう。
動画撮影・画像制作関連などのスキルを持っている
マネージャーとしてメインで依頼したい業務は外部との連絡などが多いかもしれませんが、さらに動画撮影や画像制作などのスキルを持っていればマネージャーとして頼りになるでしょう。
スキルを持っているマネージャーが見つかったら、自主企画の際のフライヤー作りや、告知動画の作成なども依頼できるかもしれません。ただし、制作物などを依頼する際にはやりがい搾取にならないように、適切な報酬は支払ってあげられるようにしましょう。
まとめ
まだ事務所に所属していないアマチュアバンドは、外部の連絡やSNSの更新などの雑務もDIYで行っていくのも経験として大切です。
しかし、メンバーのうち誰かに雑務の負担が偏っているような状況であれば、活動の妨げにならないようにバンドの運営に協力してくれるマネージャーを探してみるのもオススメです。
「バンドがデビューする際に、マネージャーとして一緒に活動してきた方もチームの一員として事務所に所属できた」という実例もあります。
そのように、バンドの未来を一緒に見据えられる方と出会えることを祈っています!
バンド・アーティスト活動は、楽曲を作って演奏しているだけでは成り立ちません。活動を円滑に進めるためには、外部との連絡やホームページ・SNSの運用など、雑務もこなしていきながら、より多くの人に知ってもらうための活動が重要です。
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