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「ライブハウスのブッキングライブも飽きたし、自分たちの主催企画をやりたい…!」
「バンドの主催企画って、ワンマンと対バンどっちがいいのかな?」
バンド活動が順調にいきはじめ、ファンが増えてくると、このような悩みを持つようになるのではないでしょうか?
集客がなくても自分たちの分のチケットノルマや機材費だけを支払えば良いブッキングライブとは異なり、主催企画では高額になるライブハウスのレンタル費用を自分たちで負担する必要があります。
ワンマンライブは多くのバンドにとって憧れの舞台ですが、集客に自信がなければ、主催企画でワンマンライブをするのは単純にリスキーです。また、自分たちの集客は十分で、自信を持ってワンマンライブを企画できる場合でも、あえてワンマンではなく対バン形式の企画を主催することももちろんアリです。
この記事では、バンドの主催企画は「ワンマン」と「対バン」のどちらにするべきなのか、それぞれのメリット・デメリットを紹介しながら徹底的に解説していきます。
これから初企画をしようと考えているアーティストの方々はぜひ参考にしてください。
バンド主催の企画はワンマン・対バンどちらがいい?
結論として、主催企画を行うにあたって「ワンマン」と「対バン」のどちらかが良いとは言い切れません。
極めて単純に、ワンマンにはワンマンの良さがあり、対バンには対バンの良さがあります。
「自分たちがどういう1日を作りたいのか」という点を重視して、自主企画をワンマンにするのか対バンにするのか検討するべきです。
とはいえ、ワンマンと対バンそれぞれのメリット・デメリットを理解しておくことは大切です。この記事で紹介する長所・短所を参考にしながら、自分たちの理想の企画を作り上げてください。
ワンマン企画のメリット・デメリット
バンドの自主企画をワンマンライブにすることのメリット・デメリットは、主に以下の通りです。
メリット
- 自分たちの楽曲をたくさん披露できる
- リハーサルに時間をかけて特別な演出を行いやすい
デメリット
- 会場費用を自分たちの集客だけで負担しなくてはいけない
- 自分たちの力だけで盛り上げなくてはいけない
それぞれ具体的に解説していきます。
メリット①:自分たちの楽曲をたくさん披露できる
ワンマンライブであれば、単純に自分たちの演奏時間を長めに確保できるため、楽曲をたくさん披露できます。
あくまで相場ですが、ワンマンライブは90〜120分程度の演奏時間をとって行うことが多いです。これだけの時間があれば、普段の30分程度の尺ではなかなか演奏できない楽曲や、ライブでの反応を気にして普段は披露していなかったアルバム曲も演奏できるでしょう。
また、60分×2回の二部制にしてそれぞれでチケットを販売したり、二部制の合間にトークショーのような別のコンテンツを挟むなど、アーティストごとに様々な工夫がみられます。
ライブ→転換→ライブ→転換…と、悪く言えば単調に時間がすぎていく対バン形式のライブと差別化して、より特別な日を演出しやすい点もワンマンライブの大きなメリットでしょう。
メリット②:リハーサルに時間をかけて特別な演出を行いやすい
ワンマンライブであれば、リハーサルをするのも自分たちのバンドだけです。
ライブハウススタッフの協力も必要にはなりますが、照明や音響などをいつものライブより時間をかけてチェックして、ワンマンライブならではの特別な演出を行いやすいでしょう。
デメリット①:会場費用を自分たちの集客だけで負担しなくてはいけない
ワンマンライブのデメリットは、なんと言っても会場のレンタル費用を自分たちの集客だけで負担しなくてはいけない点です。
100名程度のキャパシティのライブハウス(都内)を土日にレンタルしようとすると、10〜15万円程度のレンタル費用がかかるケースが多いです。
たとえば、チケット代2,000円で100名呼べれば20万円となって元をとれますが、反対に30名しか来なかったら10万円近い赤字になってしまう可能性もあります。
しっかりとお金を払って来場してくれるお客さんが一定数ついてからでないと、ワンマンライブを主催するのは現実的ではないでしょう。
デメリット②:自分たちの力だけで盛り上げなくてはいけない
ワンマンライブは、自分たちの演奏だけを観にきたお客さんを前に、90分〜120分程度の長い時間演奏を続けることになります。
長い時間演奏を続けること自体、凄まじい集中力を必要としますし、自分たちの力だけでお客さんを楽しませ、盛り上げることを求められます。
また、90分程度の演奏時間でセットリストを組むとなると、最低でも15曲程度の持ち曲は必要です。さらに、ライブ全体のメリハリを考えると、持ち曲をただ全部詰め込めばいいというわけでもないでしょう。
ワンマンライブがバンドにとって良い経験になることは間違い無いですが、準備として入念なスタジオリハーサルや練習が必要です。
対バン企画のメリット・デメリット
バンドの自主企画を対バン形式にするメリット・デメリットは、主に以下の通りです。
メリット
- 新規ファンを増やすことができる
- レンタル代を負担する心配を軽減できる
- 仲間たちと1日を作り上げるという充実感を得られる
デメリット
- 各出演者の演奏時間は短くなる
- 各アーティストとの連絡や交渉など事務仕事が増える
それぞれ簡単に解説していきます。
メリット①:新規ファンを増やすことができる
対バン企画の大きなメリットは、新規ファンを増やすことができる点です。
ワンマンライブの場合、お客様は自分たちのライブを観にくる人だけですが、対バン企画にすると他のバンド目当てのお客さんに自分たちのライブを観てもらえるチャンスにもなります。
また、自分たちの主催企画で対バンすることで、「仲が良い」「バンド同士に惹かれあっている」という印象を受けるファンも多いはず。
対バンで呼んだバンドのファンも、きっとあなたのバンドが気になるようになるでしょう。
メリット②:レンタル代を負担する心配を軽減できる
対バン企画にすれば、対バン目当てのお客さんも来場してくれるため、ライブハウスのレンタル代を負担する心配を軽減できます。
ただし、バンドによっては出演してもらう際にギャラを支払う必要もあるので、集客面とギャラについてバランスを考えて対バンを選びましょう。
メリット③:仲間たちと1日を作り上げたという充実感を得られる
対バン企画では、ワンマンライブとは異なり、一緒に出演した仲間たちと1日を作り上げたという充実感を得られるのも大きなメリットでしょう。
主催企画に出演してもらったというきっかけから、今度は相手のバンドの企画に呼んでもらったりと、今後の活動の後押しになる可能性もあります。
また、ライブ後の打ち上げも、対バン企画の方が賑やかになり盛り上がりますね。
デメリット①:各出演者の演奏時間は短くなる
対バン企画になると、当然のことながら各出演者の演奏時間は短くなります。
出演する組数やライブハウスのレンタル時間などにもよりますが、ツーマンでは50〜60分ずつ、スリーマンでは40〜50分ずつ、それ以上であれば各組30分程度の演奏が相場でしょう。
主催バンドだけ長めに持ち時間をとることもアリですが、ゲストとして呼んだ対バン相手が不快に感じないように、演奏時間については慎重に検討しましょう。
デメリット②:各アーティストとの連絡や交渉など事務仕事が増える
対バン形式にすると、出演を依頼するアーティストとの連絡や交渉などの雑務が増えてしまいます。また、なかなか対バンが決まらずに日々のプレッシャーになってしまう可能性もあります。
スムーズに企画を進めるためには、遅くとも企画当日の3ヶ月程度前から対バン相手には連絡をとり始めるのがおすすめです。
まとめ
バンドにとって大きな通過点である自主企画。ワンマンにしても対バンにしても、それぞれの良さがあります。
一番大切なのは「自分たちを応援してくれているファンと共にどんな1日を作りたいか」という点です。
本記事で紹介したワンマンと対バンのメリット・デメリットを参考にしながら、ぜひ理想の1日を作り上げてください!
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