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「音源のリリースに合わせてツアーを回ってみたいけど、会場はどうやって探せばいいの?」
「ライブツアーってどれくらいのお金がかかるの?」
バンドとしてツアー経験が無い方は、このような疑問・悩みにぶつかるはずです。
バンド・ミュージシャンにとってのツアーは、レコーディングや自主企画などと並び、非常に大きなイベントです。せっかく時間と手間をかけてツアーを回るのであれば、満足いくものにしたいですよね。
アマチュア・インディーズのバンドがツアーを行うには、各会場を自分たちで抑える必要があります。しかし、何十箇所もの会場を自分たちで探し出し、連絡を取り合って出演交渉をするのはとても大変です。
ツアーを成功させるためには、自分たちの力だけでどうにかしようとするのではなく、身の回りの人たちを頼りましょう!
この記事では、ライブツアーを組む際に頼るべき関係者や、ライブツアーにかかる費用などについて詳しく解説していきます。ぜひツアーを組む際に参考にしてください。
ライブツアーはどのくらいの規模・期間がベスト?
バンドのライブツアーとしては、主に以下のようなパターンが挙げられます。
- 平日休日問わず全国のライブハウスを1~2ヶ月の短期間で回るツアー
- 休日や週末のみに絞り、全国のライブハウスを半年近くの長い期間をかけて回るツアー
- 東名阪(東京・名古屋・大阪)などの主要都市に絞り、数箇所のみを回るツアー
結論からお伝えすると、ライブツアーとして「この規模や期間がベスト!」と断言できるものはありません。もっといえば、今日(2024年)においては、ツアー自体が必ずしも必要というわけでもないでしょう。
2000年代以前は、バンドが知名度を上げていく上で、「アルバムリリース→CDショップで流通→全国ツアー」という流れが一般的でした。しかし、現代ではSNSでのプロモーションやサブスクリプションが発展していることもあり、音源をリリースしたからといって特にツアーを行わないバンドも増えてきています。
手間をかけてツアーを組んで見知らぬ土地でライブをするより、地元や東京のお世話になっているライブハウスでの活動や、さらなる音源制作に力を入れるのも一つの選択肢です。
とはいえ、バンド活動の一環としてツアーを行うことには大きな魅力を感じる方も多いでしょう。
これからツアーを組もうと考えている方は、「バンドとして表現したいことは何か」「自分たちの音楽・ライブを誰に届けたいのか」といった本質の部分に重きを置いて、予算も考慮に入れながらツアーの規模や期間を検討しましょう。
アーティストのライブツアーの組み方3選
バンド・アーティストがライブツアーを組む際の方法としては、以下の3つが挙げられます。
- ホームとしているライブハウスに相談する
- 過去に対バンした地方バンドに相談する
- 地方のライブハウスに直接連絡をとりブッキングしてもらう
このいずれか一つだけにこだわる必要はなく、3つの方法を組み合わせるのがおすすめです。それぞれについて、メリット・デメリットも紹介しながら解説していきます。
①ホームとしているライブハウスに相談する
ツアーを組む際にまず検討するべきなのが、自主企画やブッキングライブなどでよく出演し、ホームとして活動しているライブハウスに相談することです。
ホームとしているライブハウスに相談することのメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット
- 日程の組み方や宿の紹介など、総合的なサポートを期待できる
- ○○(ライブハウスや店長)に紹介されたバンドということで遠征先でも関係を築きやすい
デメリット
- お互いに信頼し合えるライブハウス店長(またはスタッフ)と出会えていないと難しい
- 元々の関係がしがらみに感じられる可能性がある
ライブハウスは地方の会場やバンドとの繋がりも豊富である上、先輩にあたるバンドたちのツアーもこれまでにたくさんサポートしているはずです。ツアーを組む上では、特に理由がない限り、まずはホームのライブハウスに相談するのがおすすめです。
②過去に対バンした地方バンドに相談する
これまでの対バンなどを通じて仲良くなった地方のバンドに相談すれば、相手の地元のライブハウスをツアーに組み込むこともできるでしょう。
過去に対バンした地方バンドに相談することのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- すでにお互いの音楽性や人間性がわかっているので安心できる
- 地方バンドの主催企画に出演できたら、さらにバンドの輪が広がる可能性がある
デメリット
- 相手側からツアーの相談をされた際に断りづらくなる
③地方のライブハウスに直接連絡をとりブッキングしてもらう
元々知り合いのライブハウスやバンドに相談してもツアー先が足りなかった場合は、ツアーとして行きたいライブハウスに直接連絡をとるのも良いでしょう。
メリット
- バンドやお客さんとの新たな出会いが期待できる
デメリット
- 出演を承諾してもらえない可能性がある
- 自分たちの知名度や実力によっては、観客の少ないイベントに出演させられてしまう
面識のないライブハウスに連絡をする際は、電話やメールで直接問い合わせることになります。その際は、音源やYouTubeの映像など、名刺代わりになるようなものも合わせて送付しておくと、出演を承諾してもらいやすくなるでしょう。
せっかくのツアーという機会なので、憧れのバンドがよく出演していたライブハウスなどに飛び込みで営業をしてみるのも、素敵な経験になるでしょう。
ライブツアーにかかる費用相場とは
ライブツアーにかかる費用はツアーの規模にもよって変わりますが、東名阪3会場を回る小規模なライブハウスツアーでも最低で5〜10万円程度はかかります。
各ライブハウスへの出演費:0〜5,000円程度
遠方からのツアーバンドであれば、チケットノルマなどの形でライブハウスへ出演費を支払うことはほとんどないでしょう。ただし、会場やイベント内容によっては、ツアーバンドであっても機材費といった名目で1組ごとに3,000〜5,000円を徴収されるケースもあります。
終演後の清算でトラブルとならないためにも、あらかじめ出演費用に関してはしっかり確認しておきましょう。
また、ライブ先で集客があればチケットのキックバックとして、逆にギャラを受け取れる可能性もあります。とはいえ、バンドのキャリア初のツアーであれば、バックについてはあまり期待しない方がいいでしょう。
ガソリン代や高速道路代などの交通費:5〜10万円程度
ツアーを回る際の出費として一番大きいのは交通費でしょう。かかる費用は会場数や移動距離のもよりますが、東名阪の3会場を回るツアーでも車での走行距離は1000km以上となり、ガソリン代は2万円、高速代は3万円程度かかります。
また、東京などの都会では駐車場代も1日1万円近くかかる場合もあるため、車でツアーを回ろうとすると交通費はかなりかさんでしまいます。
バンドの機材が少ないのであれば、飛行機や夜行バスなどでの移動を検討するのも良いでしょう。ただし、楽器はハードケースに入れるなどして移動中に壊れないように注意しましょう。
宿泊費:0〜5万円程度
ツアーを回る際は宿泊費もかかります。カプセルホテルや銭湯の休憩室などで節約しても、一人あたり一泊3000円程度の予算は必要です。
車中泊で宿泊費を浮かせるという選択肢もありますが、疲労も溜まりやすくライブのコンディションへ影響が出る上、いびきや寝相などでメンバー内の関係が悪化する恐れもありま
す。
メンバーのうち何人かが車中泊をして節約する場合も、特に運転手やボーカルはしっかりと休息がとれる環境で寝泊まりしましょう。
ツアーを組む際に気をつけるべきこと
最後に、バンドのツアーを成功させるために、気をつけるべきことを簡単に紹介していきます。
何のためにツアーを回るのかはっきりさせておく
ツアーを成功させるためには、何のためにツアーを回るのかをはっきりさせておきましょう。
「ライブツアーはどのくらいの規模・期間がベスト?」で解説した通り、リリースに合わせてなんとなくツアーを回るという時代は過ぎています。特に、メンバーが社会人をしながら精力的に音楽活動しているバンドなどであれば、無理にツアーという形にこだわる必要はないでしょう。
メンバーみんながツアーをすることに前向きであれば、目的は何でもかまいません。「バンドメンバーと楽しい時間を過ごしたい」という目的も大いにアリです。バンド内でよく話し合って、何のためにツアーを回るのかはっきりさせておきましょう。
予算をしっかりと組んでおく
せっかくツアーを回るのであれば、ライブ先の地方で地元バンドたちとの打ち上げを楽しんだり、旅先で名物を食べたりという楽しみも大切です。
ここまで紹介した通り、規模にかかわらずツアーを回るにはかなりお金がかかります。充実したツアーにするためにも、メンバーみんなが金銭的な余裕を持った状態でいれることが重要。旅先でお金が足りなくならないように、事前に予算をしっかりと計算しておきましょう。
ツアーを依頼した関係者たちとの連絡を怠らない
ツアーを回る際には、ライブハウスを紹介してもらった知り合いや、まだ面識のないライブハウスの担当者などとの事務連絡も発生します。
特に初めて出演するライブハウスには、事前にセッティング図を提出するなど、必要なやり取りも増えるでしょう。場所を紹介してもらってそれっきりにならないように、関係者たちとの連絡を怠らないようにしてください。
外部との連絡を担当してくれるスタッフなどがいない場合は、各ライブハウスの連絡担当をメンバー内で決めるなどして、連絡漏れを防ぎましょう。
まとめ
バンドがツアーを回るのは、労力とお金がとてもかかりますが、その分得られるものも大きいです。
本記事で紹介したツアーの組み方や注意点を参考にして、ぜひ充実したツアーを実現してください!
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